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【アニメ感想】「博多豚骨ラーメンズ」第1話『プレイボール』感想+公式ツイート等まとめ

こんにちは。気候が不安定な今日この頃、お体を悪くされてはいませんか?自身は絶賛不調真っ只中の花楠です。

 

前回は、アニメ雑誌掲載記事情報をまとめました。

tsukihanami.hatenablog.com

 

さて、今回から当ブログのメイン記事(予定)である博多豚骨ラーメンズ」アニメ本編のふりかえり感想を書き始めたいと思います。

 前回までの記事は紹介文といった体でしたが、今回からはネタバレ上等!で、がしがし書いていきたいと思います。アニメ画像はほぼない、文字ばかりの記事です。また、初回なので、さぐりさぐり情報量多めです。ごめんなさい(。-人-。)

例によって、目次からお好きな項目に、ダイレクトジャンプしてくださいね。

 

 

 

 

「#01 プレイボール」放送日&スタッフ情報

 テレビ&配信放送日
  • 初回最速放送:2018年1月12日(金)深夜
  • 関西再放送:2018年7月4日(水)深夜

関西再放送はサンテレビ兵庫県神戸市にある放送局)にて。私のアニメ感想ツイートのほとんどは、この再放送期間につぶやいたものです。

 

スタッフ 

監督ご自身が絵コンテ、そして作監が1+3人も!(渚美帆さんは、ブロップデザイン*1も兼任) 初回ということもあり、気合が入ってますね。

 

物語&登場人物の振り返り

 #01 あらすじ

 政令指定都市・福岡市の博多は陰では犯罪とマフィアの抗争がはびこり、「人口の3%は殺し屋」「殺し屋専門の殺し屋『にわか侍』がいる」との都市伝説がささやかれるほど、裏稼業の激戦区となっていた。

 

5月24日の深夜、野球を愛する私立探偵・馬場(ばんば)の事務所に、女装姿の青年・林(リン)が現れる。マフィアの雇われ殺し屋である彼は、馬場殺害の命令を受けたのだと言う。

折しも馬場は、懇意にしている刑事・重松(しげまつ)より依頼された「先輩刑事の不審死」を探るべく、福岡市長の裏の顔を追っていた。

一触即発かと思いきや、林自身に攻撃の意志はないどころか、「お前を守ってやろうと思ってさ」とまで言い出す。

早朝から複数の殺人代行をこなした林だが、どうやら報酬について雇用主・張(ジャン)に不満を持っているようだ。

 

その日、他の博多アウトローたちも動き出していた。

殺人請負会社「マーダーインク」の新入社員・斉藤(さいとう)は、入社からわずか2か月で、東京から福岡支社へと異動。さらには博多での初仕事中に、親子に襲撃されてしまう。

復讐屋・ジローは、集団暴行を受けた依頼主からの「復讐代行」を引き受け、小学生助手・ミサキ、拷問師・マルティネスと共に、ターゲットに近づいていた。

福岡市長・原田正太郎お抱えの殺し屋・宗方(むなかた)、麗子(れいこ)、紫之原(しのはら)、イワノフのチームは、市長選前の重要な時期にもかかわらず、令息・原田ユウスケの犯罪行為とその尻ぬぐいに手を焼いていた。

天才ハッカーの情報屋・榎田(えのきだ)、凄腕スリ師のホスト・大和(やまと)らも加わり、アウトローたちの暗躍は激化し、次第に重なり合っていく…。

 

ふざけたあらすじ(花楠ツイートより)

すみません、弁解させてください。私のホームグラウンド・関西での再放送に舞い上がった結果、2話~12話再放送後に「140字以内で強引なあらすじをツイートする」という一人遊びをしておりまして。1話は思わせぶりなことを書いただけですが、翌週以降は浅慮が加速していきます。お目汚し失礼します。 

現在進行中の事件

今度こそ真面目にスタートです!

 「5月23日午前6時」から「5月24日深夜0時」までを描いた1話。多数の勢力が登場し、主要登場人物だけでも10人以上。各々の動きが少しでもわかりやすくなるよう、現在進行中の事件をリスト化してみました。

TVアニメ博多豚骨ラーメンズ第1話プレイボール・進行中の事件リスト

#01プレイボール 進行中の事件まとめ
実はシンプルな構成 

各勢力が各々の同期と背景で動き、視点が目まぐるしく変わる演出に、初見は混乱すること必至です。

しかし、劇中の時間の流れは、常に一方向であり、相互に絡み合う複数の事件も、物語の進行とともに、自然に登場(=時系列順)していきます。何度も回想シーンが入ったり、時系列をシャッフルする演出もない、実にシンプルな構成です。

唯一の例外は、冒頭の「馬場と林の出会い」。最終局面の出来事を前倒しにすることで女装男子・林(CV:梶裕貴)」というインパクを視聴者にぶつけ、同時に「主役二人の紹介」と「殺し屋の物語」という導入まで、アバンですませてしまうという、素晴らしいショートカットが成立しています。

 

そしてコメディを忘れない

冒頭から出血過多な物語ですが、その随所にゆるいコメディが盛り込まれているのも、魅力の一つ。いくつか例を挙げますと

  • マーダーインクにて「こんな仕事、もう飽きあきっちゃ…です!」と語尾だけ敬語のつもりの猿渡
  • ターゲットの自殺現場に行き会い「俺が殺したわけじゃないけど、死んだことには変わりねえしな」と、ちゃっかり漁夫の利をはかる林
  • スーパーで殺し屋スターターキット*2を気軽に購入する斉藤
  • 草野球チームの勧誘ポスターを見て「こんなんで野球をやろうって人たちがいるんだ…そうだ、俺だって!」と誤った勇気をもらう斉藤
  • 林から「死ね!スケベ野郎!」と右ストレートをくらい、どう見ても自業自得なのに復讐を誓う大和

どれも「違う、そうじゃない」と真顔でツッコミたくなるシュールさ。爆笑!というよりも少し肩の力が抜けるような、ゆるーい笑いです。裏社会での血生臭い事件の合間に、こんな笑いが隙あらば投入されるのです。いいぞ、もっとやれ。
また、先に挙げた斉藤、林、大和のケースでは「自分のやらかしには、その日のうちに、報いがやってくる(別方向からやり返される)」というオチが付いているのも見過ごせません。裏社会の容赦の無さを描きつつ、因果応報が爆速!というのは、登場人物へのヘイトが溜まりませんから、視聴継続のストレスが軽いですよね。

 

登場人物&キャスト紹介

#01に登場した全登場人物の紹介です。(OPにクレジットされた順、役名がないものは除外しています。)

キャラクタービジュアルが見たい方は、こちら(公式サイト)

すでに演者に「大輔」さん*3が3人いますね!という事実はさておき、やはり登場人物が多いので、わかりやすいよう所属勢力ごとにリスト化してみました。

 所属勢力リスト  

TVアニメ博多豚骨ラーメンズ第1話プレイボール・所属勢力リスト

所属勢力リスト #01プレイボール
 職業:殺し屋という特性

 この作品では「雇われ殺し屋」が多く登場しています。所属の理由は様々ですが、彼らは一貫して雇用主の利益の為、依頼があってはじめて、殺人代行をおこなう(そして報酬を得る)」わけです。少なくとも1話では、彼らが自己都合で殺人を行うケースは皆無です。

逆に、自己都合で殺人を犯しているのは、市長の令息であり、連続婦女暴行犯の 原田ユウスケ*4 のみ。おまけに集団暴行に嬉々として参加してくれる類友つき。(しかし全員素人)

「他者(依頼人)の為、殺人を犯す職業殺し屋(報酬あり)」「自己の欲望の為、殺人を犯す人(プライスレス)」の違いが、「プロ=被雇用者」というわかりやすい形で、棲み分けされているのも、このアニメの特徴です。

 

雇用する側、される側

さらに、裏社会で雇用される側の苦労にもスポットを当ててみます。

マフィア子飼いの殺し屋・林は早朝から2件の殺人代行をこなしています。報酬はなかなかですが、多額の借金のカタに、電話一本でいいように使われ、組織での地位はないも同然の姿は、物悲しいものがあります。

企業ヒットマンの卵・斉藤は、入社からたった二か月で福岡に異動させられるという、異常な会社の異常な人事に振り回されています。異動先でも研修なしで即日お仕事ですしね。(普通は先輩について習ったり、前歴に見合った仕事から始めさせてもらったり)

市長チームの4人は、原田市長の身辺警護・整理を担当していますが、最近では、令息の最低な犯罪行為の尻拭いばかり。同じ殺人者とはいえ共感できないどころか、同じ空気も吸いたくない系サイコパスボンボンを相手にするのは、神経がすり減りそうです。(麗子さんなんて、露骨に舌打ちしてますしね。わかる…)父親の方も、息子を咎める気さえない有様。*5まさしく、この親にしてこの子ありです。

なんて、いつの間にやら犯罪者である彼らの方にこそ「人間味」を感じてしまう不思議。「殺し屋」という一般の感覚から遠い仕事でも、ブラック企業に勤めるサラリーマンの悲哀」として描かれることで、理解しやすくなるこの設定と演出の妙には、うならされます。

 

見どころ

キャラクター、画、音楽などを掘り下げ。 

女装男子・林憲明という衝撃

 一番お気に入りのキャラクター、リン・シェンミンさん。主人公ということもあり、スタッフさんの力の入れようも半端ない!彼の愛されぶりを振り返ってみます。

 

男度全開のセリフ回し

 美少女の第一声が「低音のCV:梶裕貴というインパクで始まる1話冒頭。声優・梶さんは小学生男子役も演じられるほど、幅広い声域の持ち主。その表現力がいかんなく発揮されているシーンの一つが、第一の殺人「持ち逃げカップル暗殺事件」です。

「タカシいるわよね?今すぐ会わせて。私、アイツに二股かけられたのよ」
「とろうなんて思ってないわ。アイツがくれたバッグ、突っ返しに来ただけ」
「ついでに一発殴れりゃ、最高だけど」

TVアニメ『博多豚骨ラーメンズ』#01プレイボール より

若い浮気相手(?)の殊勝な態度に、アケミは殺し屋どころか男とも疑わず、あっさり扉を開けてしまう…。女性的な見た目だけでなく、話術で油断させる林の殺し屋としての優秀さが、よく表れた名場面です
ちなみに、この台詞回しはアニメオリジナルのもので、原作小説では異なる迫り方をしています。

「タカシ、いる?」
「ねえ、いるんでしょ?タカシ!聞こえてるんでしょ!どういうことよ、説明しなさいよ!誰なのこの女!あんた、二股かけてたわけ!?」
「あんたも知らなかったの?あの男ね、あたしとも付き合ってたのよ」
「あの男と別れ話をつけたいんだけど、中に入れてもらえる?」


博多豚骨ラーメンズ 1』木崎ちあき/著(KADOKAWA)2014.2 p32-33(林の台詞部分のみ抜粋)

「敗者が、ケジメをつけにきたことを穏やかに語り、情けを誘う」アニメ版と「怒り心頭で騙された!と追い込みをかけ、相手にも動揺を伝染させる」原作小説版。比較すると違いは明らかですが、①「女性を装う」②「同棲相手に虚偽の浮気を密告する」③「その心の隙をついて、自ら扉を開けさせる」という基本は共通しています。状況や大意はそのままに、林の感情の込め方、表現を変えているわけです。

これにより、どういう効果が生まれるかというと

 

アニメの台詞とは、キャラクターの自己表現=自己紹介に他なりません。林にとっても、まだ二言目の台詞。ここで原作通りに「感情的な女」を演じても、それがそのまま彼自身のパーソナル=「ノリと勢いだけで、どうにかしてしまうタイプの殺し屋」と、視聴者に印象づけられてしまう危険があります。
もちろん、原作小説の表現が劣っているというわけではありません。(むしろ現実的に「ありえそう」なのは小説版の方かと。) 読者が好きなペースで読み返せる小説と、作品から一方的に情報を受け取るアニメ。メディアの性質の違いから産まれる違和感を、台詞一本で正しているわけです。脚本レベルの高さに脱帽します。

 

また、このシーン以外にも、林はとにかく、素で男臭い台詞が多い!

 「バーカ、男だよ」

「今からそっちへ行くからな!クソッ…」

「いま触っただろ、俺のケツ」

「しね!スケベ野郎!」

TVアニメ『博多豚骨ラーメンズ』#01プレイボール より

 見目麗しい女装姿×CV:梶裕貴×この悪口ぶり。さらに足を大きく開いて座る、右ストレートで殴る、雇い主にタメ口で噛みつくなど、素の挙動に女子力の欠片なし。1話の段階で、これでもかというくらい「だが男だ!!」をぶっこんでくる強気な姿勢が、いっそ清々しい。そして実際、林憲明は強気でプライドが高い男性です。

女性的な見た目に惑わされず、内面の男臭さを引き出す台詞回し、そして声で魂を吹き込んだ梶さんの演技力は、本当に素晴らしいものです。この辺りの経緯については、梶さんご自身が、イベントトークで回答されているので、興味のある方はご覧になってください。(※リンク先は「アニメイトタイムズ」)

 

女装は趣味です!

 

女装男子という属性持ちの林ですが、理由は極めてシンプルです。

「汚ねぇぞ!女に変装までしやがって!」
「バーカ、これはただの趣味。俺、好きなんだよ。女の格好するの」

TVアニメ『博多豚骨ラーメンズ』#01プレイボール より

初対面のターゲットの罵倒にも、「ただの趣味だ」と親切に回答。この潔さが、「女性になりたくて女装をするわけではない」林のオリジナリティにもつながっています。
ちなみに、女装趣味について、アニメではこれ以上の言及が以降も全くありません。原作・コミカライズ版では、説明パートがあり、実はアニメ版の「ショーウィンドウに映る自分の姿を見て、生き別れになった妹に思いはせる」演出にも繋がっています。
これは、アニメ版が不親切なのではなく、むしろ「女装を趣味としかとらえていない」潔い性格を印象付ける演出と思われます。彼のセンチメンタルな過去は魅力的ですが、その強さに引きづられ、林自身が湿っぽく捉えられてしまう可能性を避けている。演出の細部にまで気配りされていることがわかります。
また、原作・コミカライズ版の該当箇所は、インターネット上の試し読み(原作版)

(コミカライズ版)で確認することが可能です。アニメを見て「そうか、趣味なのか」とあっさり受け入れることも、気になった人は簡単に調べることも(しかも無料公開の範囲内で!)できる、という絶妙なさじ加減。ここに、スタッフの強いこだわりと愛を感じます。

 

完成度が高すぎる…!

 先に触れたように、林の過去はそれとなく想像できるよう、示唆されています。

  • 幼少期にドナドナ(売られた?)
  • 妹と生き別れ(家族思い)
  • 借金で組織に縛られている(返済間近ゆえに、功を焦っている)

「俺はプロの殺し屋だ」と繰り返し口にするのは、そのプライドの高さに見合うだけの実力と、それと引き換えに失った、大切な何かがあったからなのかもしれません。

アウトローの過去としては、いささかベタな展開ではありますが、これに女装男子」「挙動は男全開」「家族思いで少々うっかりな性格」が加わると、他の追随を許さない完璧超人の完成です。どれも差し引きがちょうどいい、奇跡的なバランス感覚。いや、しかし本当に魅力的なキャラクターが生み出されたものだなあと思います。

 

キャラクターあれこれ

探偵・馬場と博多の仲間たち

 おっとり博多弁の好人物に見えて、馬場はなかなかの切れ者と思わせるシーンが、1話にはよく表れています。

  • 写真から死因を特定
  • 銃声代わりの破裂音を即興で代打
  • 懇意の情報屋がいる
  • スリ被害からの情報収集
  • 殺し屋相手に先制攻撃

 攻撃は最大の防御!なんて言いますが、さっと行動に移せるなんて実力派。頭脳明晰、温厚篤実、顔が広く、戦闘面も期待できるという、キレッキレの私立探偵。さすがは主人公。しかし、これだけよい目が揃ってもなお、おっとりふわふわと掴みどころのない不思議な人物です。それは彼を取り巻く人間関係にもあらわれています。

 個人的事情で彼を頼る刑事・重松。その行動はもちろん厳罰モノですが、規則よりも通したい筋=情があるという動機には、ぐっときますね。この物語が人情劇であることを、最初に示した人物とも言えます。

有能すぎるハッカー・榎田は超高性能小型機器を創造できる技術者でもあり、その彼を「いたずら小僧」呼ばわりする屋台のおやっさん・源三もタダ者ではありません。目の前で殺人事件の話までしてますしね。

あいさつ代わりの犯罪行為*6からのスタイリッシュ情報提供をはたすスリ師・大和。この後すぐに、新たな被害者・林に殴られ、復讐を誓うという振り幅の大きさも魅力ですね!こういう人がいてくれるから、肩の力抜いてみられるんですよ。

こんな愉快な仲間たちに支えられる馬場、ますますもって不思議です。

 

復讐屋一家

多様なアウトローが登場するなか、最も意表を突いた職業:復讐屋。今までありそうでなかった存在感です。構成員が親子というのも、異彩を放っています。

拳一発で成人男性を無力化するジローもですが、誘拐の補助を淡々とこなす小学生助手・ミサキの実力は圧倒的です。ただし、彼女の場合「無垢な子ども」という性質を自覚的に利用しながら、その行動は「子どもができそうなお手伝い」という範囲に、きっちり収まっている。荒唐無稽なアウトローのうち、本当に日本のどこかに実在していそうな、ギリギリのリアリティが感じられるのは、この勢力かもしれません。

 

市長チームが好き

 先述の文章の力の入れようからお分かりいただけるかと思いますが、市長チームの人間臭さが好きです。宗方の渋さと苦労人ぶり、イワノフの不器用な人情、紫之原の愛嬌あるけどきっとサイコパス感あふれる見た目、そして紅一点の麗子さん!

 

 「女性らしい立ち居振る舞いでも、1ミリも男に媚びていない、有能で強い女性」に弱い私にはたまらないキャラクター。この作品で一気に、声優・藤原夏海さんのファンになりました!

市長チームの半プライベートが気になる方は、是非読んでみてくださいね。

 

斉藤くんは斉藤くん

 どうにも向いていなさそうなのに、流されるまま企業ヒットマンを続けている新人社員・斉藤。二か月で左遷され、その先で早々に「ちょっと殺してきてくれん?☆彡」*7と博多弁で暗殺を頼まれ、その先で別人と間違われてとらわれ…。

巻き込まれ型、不幸属性といえばそうなのですが、それにとどまらない強い引きを持っていそうな彼はもう「斉藤」という新たなジャンルな気がしています。

 

博多あれこれ

 このアニメはフィクションであり実際の事件・団体とはもちろん無関係ですが、土地には縁があります。物語の舞台、博多にまつわる話題まとめです。

描かれる風景

アニメ化にあたり丁寧なロケハンが行われたそうで、実在の博多の風景が、背景にさらりと登場。1話の本編映像がふんだんに使われた、PV第2弾でも確認できますね。

 

TVアニメ「博多豚骨ラーメンズ」PV第2弾! - YouTube

 

また、アニメの画作りとしては、光の描写に注目していただきたいです。自然光(太陽光)、室内灯、ネオンの明かり、など光源の種類によって、場面場面で描写が全て違っているのがすごい!特に屋外での自然光の描写なんて、差し込む角度の違いで、おおよその時間帯を推察できるほど。実在する土地での物語、というフィクション上のリアリティに厚みを持たせていると思います。

 

博多(福岡市)のお写真

そして風景の一部を博多訪問時の写真でご紹介。(キャラクター画像が入っているものは、聖地巡礼アプリ『舞台めぐり』を使用して撮影したものです)

 

JR博多駅前写真

JR博多駅前(「100円バスって、どこだろ?」)

博多祇園山笠の準備中です。)

福岡市天神の写真

天神(林が上司と電話&妹に思い馳せた現場)

福岡市中洲川端の写真

中洲川端屋台群(源さんの屋台)

(ここまで、撮影日:2018.6.20)

福岡市のポートタワー

埠頭のポートタワー(アイキャッチ、OPに登場)

(撮影日:2019.3.31)

全体的にピンボケかつ枚数少な目で、申し訳ないです!

方言

 探偵・馬場、屋台店主・源三さん、持ち逃げカップルのタカシ、斉藤の上司*8、道行く福岡市民などなど、1話だけでもご当地言葉:博多弁を話すキャラクターが多数登場。福岡出身の声優・柳田淳一さん、岩中睦樹さんによる演技&方言指導で、生きた言葉が表現されました。

また、アニメ放映期間中、原作者:木崎ちあき先生のTwitterではアニメに登場した博多弁を解説する企画が展開されました。一部引用します。

 

 全てのツイートはモーメント📺アニメ『博多豚骨ラーメンズ』で学ぶ博多弁講座として公開されています。アニメの進行に合わせてみると、理解が深まりますよ。

 

 OP初お披露目

そして1話ラストでは、OP『ストレイ』が映像と共に初お披露目されました!OPについては、別記事で特集する予定なので、簡単な紹介にとどめますね。

OP『ストレイ』MV試聴映像


岸田教団&THE明星ロケッツ_ストレイ_MUSIC VIDEO_試聴映像

歌詞

ストレイ 歌詞「岸田教団&THE明星ロケッツ」ふりがな付|歌詞検索サイト【UtaTen】

岸田教団&THE明星ロケッツ ストレイ 歌詞&動画視聴 - 歌ネット

OPでは、1番の歌詞が使われています。ロックテイストな曲調ですが、歌詞はなかなかにセンチメンタル。サビは抑圧されていた感情を慰め、鼓舞するように畳みかける激しさが感じられます。

 

OPスタッフ
  • OPディレクション/絵コンテ:ロマン・トマ
  • イメージボード:ニエム・ヴィンセンント
  • 演出:安田賢司
  • 作画監督井上英紀
  • 原画:今西亨、杉江敏治、舘崎大、田中亜優、谷口明弘、塚本歩、出野喜則、中島裕里、長坂寛治、渚美帆、吉川美貴

「林さん仲間入り確定じゃないですか!」孤独な林が馬場と出会い変わっていく…というストーリー&全キャラクター紹介を、ビビッドな色彩と夜のネオンをまとわせて行う、オッシャレーなOP映像。サビ直前に、馬場、林、榎田の「愛用の道具」が映るのも印象的です。馬場、林は主人公ですが、さて榎田は…?

絵コンテ、イメージボード担当のお二人はTVアニメ『マクロスΔ』で世界観、美術設定を担当されています。監督、総作画監、1話の作監は全員参戦と、そうそうたるメンバーが手掛けています。

 

野球用語 #01

各話タイトルのほか、劇中では野球が重要な要素として用いられます。1話で登場した野球用語を簡単に紹介します。

  1. プレイボール:野球・テニスなどで試合を開始すること。また、審判員の試合開始の宣告の言葉。
  2. (思い出の)ウィニングボール:野球の最終回に、守備側のチームがスリーアウトを取り、試合に勝ったときの球。

※出典は、どちらもコトバンク(https://kotobank.jp/)から。

 

公式発信情報まとめ

公式ツイートまとめ

TVアニメ放送期間中に発信された、TVアニメ「博多豚骨ラーメンズ」公式 (@hakata_tonkotsu) | Twitterのツイートまとめです。リツイート含む)

本放送時(2018.1)

関西再放送時(2018.7)

後提供のおたのしみ動画

アニメ放送終了後、提供テロップの背景に流れる動画の再録ツイート。スタッフの遊び心が詰まっていますね!*9 インターネット配信版で見ていたので、これは知らない!という方も是非ご覧ください。

かっこいいジャズに合わせて流れるというのが、またシュールなんですよね。 

 

公式あらすじ&先行カットリンク集

 初回放送直前に公式ホームページ&各ウェブメディアで報じられた「あらすじ&場面カット先行紹介」記事のリンクです。

 

第1話無料視聴(公式)リンク集

また見たくなっちゃったな…という方、どうぞ無料の第1話をご覧ください。

 

 おわりに

 

いかがでしたでしょうか?初回ということで、あれもこれもと詰め込んでしまい、遂に字数は1万6千字超え。時間も随分かけてしまいました。反省はしますが、後悔はしていない!

今回で感想記事用のテンプレートができたので、次回からもう少し作業しやすくなるはずです。

次は、OP特集記事を作りつつ、2話感想に着手できたらと考えています。それでは!

 

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*1:劇中のアイテム・小物などのデザイナー

*2:食器洗い機対応・鞘付フルーツナイフ、ゴム手袋Lサイズ、ガムテープ業務用、天然わらなわ(備品の支給はないのかな?)

*3:平川大輔さんが未登場にも関わらず。

*4:個人的に「サイコパスボンボン」の称号を与えています。

*5:しかも「目薬を差しながら」という最高にイラつく演出。

*6:すれ違うSEだけで「何か起きてる!」と感じさせる映像ならではの演出もすごい。

*7:この気軽さが、この世界の博多の厳しさと特殊性を端的に表している、凄まじいセリフですね。

*8:演じた相馬康一さんは、佐賀県のご出身

*9:関西再放送版では、なんとテロップなしで動画を楽しむことができました!